シリコンバレーで起業したベンチャーキャピタエリストの話です。
結構話題になっていた為読んでみました。

読み終えた後に Amazon のレビューを見たんですが、結構、
経営者の話でアメリカの話だからという理由で低い点数を付けている人がいたのには驚きました。

確かにそうなんですが、労働者も経営者のマインドを理解する事はかなり重要だと思います。

経営者のマインドというのは、ミニマル化した時には、チームリーダーのマインドに繋がっているのだと僕は思っています。
そして、この本の中には上に立つ者の取るべき行動、見せるべき姿勢というものが書かれています。

内容

スタートアップをどのように大きくしたのか、経営者としての苦悩はどこにあったのか、経営の話なのでかなりお金の話が出てきますが、
数字が出てくるおかげで非常に状況が飲み込みやすく、切迫感を伝えてきていました。

おそらく日本では起りえないだろうという批判が言われている部分は、レイオフ (解雇) の話や、会社のお金が数週間分しか無いという話等です。
日本ではそうそう解雇なんてされませんが、アメリカでは日本の様に正規雇用を守る体制は無い為バンバン切られます。

そして、給料は週払いで行なわれる所がある為、会社が月単位で生き残りが決定するのでは無く、週単位だったりします。

また、CEO (最高経営責任者、要するに社長) をポンポンと外部から雇用するという事もあまり見られません。
大体は創業者がやっていたりします。でもこれは日本がどうこうと言うよりは、ベンチャーキャピタルが噛んでいると、という事なのかもとちょっと思います。実際はどうなんでしょうか。の辺は日本の多くの企業の感覚で読むと違和感がおおきいのかも。

本全体の話で言うと、雇用の話や従業員の話が非常に多いです。
組織の経営には従業員の理解や納得は非常に大きなファクターにあるという事を認識させるように書いており、特に意思決定の際には誤魔化しをせず、真摯に対応する事がなにより重要である事を度々書いています。

そして、成功体験もさる事ながら、失敗談からの反省点や改善方法等が書かれているのは、
どの様な事を行なった際に負債が発生しうるかを想像させ、且つ状況への心構えが出来る為非常に参考になります。

まとめ

個人的には経営そのものの話よりも、採用関係や管理職の話が非常に有益と感じました。
多分自分の今の立ち位置として、情報の取捨選択を行なった結果ですね。

ただ最近は、自分は経営者では無いからこそ、経営者としての立場の考え方や振舞いを、
知識としてでも知っておいた方が良いのだろうとも思い始めてきています。情報の有無はあれど経営判断を労働者が理解する事が悪い事に繋るとは全く思えませんので。また、そうする事で本書で言う所の「悪い野心」を自分が持つ事も無くなるだろうと思います。

多分これからはマネジメント系の本を読む事が多くなる気がしますが、未だあまりそういった話には慣れていないので自分なりの考えを形成するのに時間はかかりそうです。とりあえず、色々読んで勉強してみます。