学生を待ってる間に、勉強に関する話でも書いておこうかと言うことで読書に対する感想エントリです。

何故読書するのか

そもそも論なんですが、読書をする理由について考えてました。

僕は元々技術を勉強するのが遅くて (大学の授業は殆ど身に付いて無かった)、技術系の勉強を始めたのは大学 3 回生の終わりの 1 月頃に、卒業する先輩に教えて貰ってから研究室で技術書を読むようになりました。それまでは趣味で自己啓発本とかラノベとか読む位の読書マンでした。

そんな訳で専門知識も技術もゼロに等しい状態からの 4 回生目前ライフでした。元々吸収効率も良く無いしリアルタイムの理解力も乏しいので割と人の手を煩わせるタイプなんですよね。そこで行き着いたのは読書でした。何より研究室に大量の本があったので、読む物には困らなかったんです。そこで、自分の師は必然的に研究室の先生と、OB の先輩と書物という形になりました。

その中でも 1 番自分に時間を割いてくれるのは書物なのでひたすら本を読むという事になるのは自然だったのかなと思います。今思えばこの時 WEB に詳しくて自分がコンタクトを取れる先輩、先生が居なかったのだけは痛かったなぁと思います。勉強会の存在も知らなかったですし。

因みに自業自得なんですが、勉強を始めるのが遅かったのでその辺りコンプレックスになっててひたすら技術系の本読みまくってました。ただし完全に身に付いた訳ではないです。

読書の効果について

僕は大学からそのまま大学院に進んだので、B4、M1、M2 の 3 年を同研究室で過ごした事になるんですが、その中で本を読んだのは 100 冊は超えると思います。一応。特に入門系の本とかはたくさん読みました。今は指導する観点から読む事があります。

ただ、この手の初学にありがちな学習曲線に漏れ無くぶつかってたので最初の吸収効率は本 1 冊の内の 1% 2% なレベルでした。これは、読み飛ばしてる訳でも無くて、自分が文字を正しく認識出来る速度で全ての文字を認識し、最後まで読んだ事を前提にした話です。
なにせどんな本を読もうが知識が全く無いので用語が分からないし、技術も無いのでサンプルのコードも分からないって言う状況で読んでた訳です。ただ、そのおかげで分からなくても色んな本を読むって言う事自体には慣れました。

今本を読んでも吸収率は 20 % あると良いなぁってレベル迄は伸びたとは思いますが、読むカテゴリによっては相変わらず 1 % 以下に落ちたりします。あくまでも体感ですが。

1 ヶ月 2 冊というノルマ

仕事を始めて、お金が増えてくると本を買うペースが上がって来て、積ん読ならぬ積んどく (とりあえず積んでおくの意) 状態に陥りました。勿論その日の気分で読んだりするんですが、明らかに読む速度と購入する速度が釣り合ってなかったんですよね。

そんな訳で、今年は本を読んで積んどくを消化する為に、自分にノルマを課している状況です。
ノルマ読書も半年を超えているので、人生の中で今迄勉強の為の読書をして来て分かった事をまとめていきます。

本の傾向

よくよく考えなくても当たり前の事なんですが、本には傾向があります。初学者向け ~ 上級者向けで多様な本があるわけです。当たり前ですね。

じゃあ何をもって初学者向けと言うのかというと、本による解説を具体的に行う (サンプルコードなりなんなりを載せており、その解説も為されているモノ) を初学者向けとします。チュートリアルみたいなモノです。実際に手を動かして、結果を観測しながら覚える形式です。より丁寧な解説と詳細なサンプルがあるほど入門し易い内容というわけです。
ただし、丁寧に解説がされているという事は 1 ページ辺りの情報密度は薄くなります。その為、初学者向けの入門書は、(他の本に比べて) 理解はし易いですが、経験値は少ないです。

これが中級、上級と対象とする人の知識や技術のレベルを高くする毎に抽象度は上がります。初学向けとは正反対の状況になっていきます。解説内容の抽象度が上がる事でモデルとしてのあるべき姿を解説する事に力を入れられるので、1 ページ辺りの情報密度は濃くなります。こちらは経験値は多量にあります。倒せれば。

こんな感じで本はそれぞれ傾向をもっていて、どういったレベルの読者を対象にしているかは解説内容の具体性によっておおよその判断を下せると思います。なので、なるべく経験値を多く効率的に稼ぐには自分のレベルのちょっと上を倒すイメージが良い感じ。常に読む本の対象レベルを意識するのは良さそうです。

学習曲線

勉強の話をする時は割と出てくる学習曲線ですが、これは何をするにも働く物です。例えばプログラミングを勉強するならプログラミングの学習曲線、ネットワークの勉強ならネットワークの学習曲線と言った具合に。そうなると、本毎にも学習曲線が存在する事が考えられます。そして、本の中でも様々なカテゴリがあるので、そのカテゴリ毎にまた学習曲線が存在するわけです。そうなって来ると、何かの本を読む事で、本の学習曲線と、その本が分類されるカテゴリに対しての学習曲線が前に進む事になります。まるで RPG みたいな話ですが、単一の学習曲線のみを進める経験値なんてモノはそうそう存在しないのではないかと思います。

そして、その学習曲線の前進には本毎の経験値の問題が絡んできます。本毎の学習曲線は、経験値を 100% 取得 (ようするに完全理解) してしまえばそれ以上得る物はありません。ですが、カテゴリに関しての学習曲線には 100% なんて指標は無く、経験値とレベルが青天井で存在します。さらに読書以外の手段でも曲線を進める事が出来る為、ある程度のレベルになると読む本を選ばないと進みが悪くなります。逆に言うと読み始めからある程度の理解が出来ている事になります。

このカテゴリの曲線と、本 1 冊毎の曲線の違いには、何冊も読書とアウトプットを行う事でようやく気がつきました。

まとめ

話を書きたいように気ままに書いて、尚かつ数日に渡って書き上げた記事なので分かり辛いと思いますのでまとめておきます。最初からやれってのは無しの方向でお願いします。

  • 本毎に対象とする読者の知識や技術レベルは異なる
  • 対象の知識、技術レベルが高くなる程に抽象度は上がり 1 ページ辺りの経験値が多くなる
  • 学習曲線はカテゴリだけでは無く、本毎にも存在する
  • 本毎の学習曲線は限界値が存在するがカテゴリの学習曲線には限界値は存在しない
  • 本の学習曲線が前進すればその本が分類されるカテゴリの学習曲線も前進する(ただし進む量は本の経験値に依存)

今回のネタでは大体こんな感じの内容です。読書で心が折れ易い人とか、勉強の効果が感じられない人は、本毎の読書時間とカテゴリ毎の勉強時間をすべて記録してみるとパラメータがどんどん伸びていくのが見えて面白くなるのかなと思います。